谷中新道 谷中坂下 旧118号線


千歳橋周辺

私が小学5〜6年生の頃は、118号線が谷中から下って那珂川沿いに在りました。その頃は、千歳橋と118号
線が直角で結ばれていて、車の走行には不便な造りでしたが、当時の交通量は今と違って少なかったのでそれでも用
が足りていました。その頃の付近一帯では、川の底を掘って採る砂利採取が行われていました。当時の川の水は、と
ても綺麗でしたから、魚の種類もたくさん棲んでいました。鯉や鮒は勿論、マハゼ、チチブ、カマツカ、ヤマベ、ニ
ゴイ等々魚釣りの好きだった私は、親に図鑑を買ってもらい自分が釣った魚はどういう種類か、など調べたものでし
た。この頃の餌と言えば、ミミズ(ぎょろみみず)でこれは万能餌でした。早朝には、細めのミミズを房掛けにして
投げ釣りをすれば、セイゴが結構釣れ、潮によっては五目釣りも可能でした。田んぼや畑の隅にある、藁などの混ざ
った土を掘ると摂れるので、アタリのない潮時に餌の確保をしたものでした。毎週日曜日は、丸一日釣り三昧の日々
で、いつも母親におにぎりを作ってもらい、通称「お茶の木?」という釣り場に通っていました。次ページへ・・・
紀行マップ
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マハゼ チチブ カマツカ